「よく生きる高齢者を応援する」
やっぱり僕は、よく生きる高齢者が好きなんだよなあ。
今日改めてそう思った。
ある集まりの場で登壇した長老格の方。その方は一歩引いた立場でチームを見守る役目のようであった。
まとめ役の若いリーダーに敬意を表しつつ、少ない言葉をひとつひとつ確かめるように語るのであった。
『いつの時も、いつの時代も、私は戦う。そして勝つ。』
そのような言葉を何度か繰り返し、短いあいさつを終えた。
最高にクールでヒップなおじいさんじゃないか!!
「俺の若いころは」とか
「これからは若い人に任せた」とか
「あとは穏やかに迎えを待つだけ」とか
年長者のそういうセリフはよく聞いてきた。
そのたびに、少しせつない気持ちなっていたが今日は違った。
『俺は死ぬまで命を燃やして戦う』どころか、死んでも夜な夜な動き出しそうな勢いだった。
もうすでに来世の50年分くらいのスケジュールは埋まっていそうな感じだった。
このおじいさんは、「よく生きる高齢者」の中でも『かっこよく生きる高齢者』だ。
「よく生きる高齢者」には他に『かわいく生きる高齢者』もある。
いつも周りから愛される不思議な魅力をもった高齢者だ。
『かわいく生きる高齢者』の話はまた今度にしよう。
そんな「よく生きる」高齢者を日々応援する僕達も僕達で、日々命を燃やせているか。
要支援・要介護の高齢者が「よく生きる」ためには、僕達が最大に支援することが欠かせない。
僕達は、その務めを果たせているか。
勉強だ。成長だ。鍛錬だ。
そう決意する日曜日であった。
文:小林