おじいさんの戦争のはなし

8月15日は終戦記念日
終戦から76年、当時の事を語る人も少なくなった。私の祖父は二十歳の時、陸軍兵士として召集され満洲へ渡った。1945年8月15日第二次世界大戦が終結し終戦後に無事に帰還。いや、無事ではなかったのかも… 極度の栄養失調、心的外傷… 戦場は想像を絶する。祖父は戦争の事を多くは語らなかったが、食糧がなく蟻を食べ飢えをしのいだと言う。犬も食したそうだ。現地で戦友を多くなくし、終戦から何十年も経っているのに夢でうなされたりもしていた。勤勉で泣き言や愚痴を一切口にした事が無く強い人だった。また決して怒らず、仏様の様な人。そんな祖父が戦場でどんな心情だったのか想像もつかない。ある兵士の手記に「毎日が生死の境。今日も生きていた、ただそれだけ。」とあった。死が隣り合わせだった戦争の事を現代の人にも忘れないでもらいたい。命の大切さをあらためて考る、このご時世で必要な事なのでは。
〜A.T~

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