この時期は絶好の天候は望めません。
北杜市から見る八ケ岳
雨を覚悟で昨年登頂した硫黄岳(標高2.760)へ、今回は桜平登山口(標高1900)からのルートにて
標高差860mの硫黄岳を目指します。
桜平登山口から舗装された道を下りますが、いきなりの急登が続き心が折れそうになる。
夏沢鉱泉に到着し遅い昼食。
温泉あります・冷えたビールの看板に…。
これからの急登に備えて、美味しい水だけ頂戴しました。今のところ雨は何とか持ちそうです?
樹林帯はいつものことながら蒸します。
オーレン小屋からの分岐。夏沢峠へ向かいます。
学校登山で有名なヒュッテ夏沢から針葉樹林帯を過ぎたあたりから急登がきつくなる。そして雨が…。
いつもの硫黄岳爆裂口は視界が悪くご覧のとおり。
視界が悪くガレ場で転倒しそう。いくつかのケルンを目印に前進また前進あるのみ。
何度かカッパを脱着・メガネを拭きつつ、疲れましたが…硫黄岳登頂!!
山頂から最後の下りを慎重に歩き着き、山荘営業中の看板に安堵する。
令和天皇陛下が若き頃からこよなく愛する硫黄岳山荘。
硫黄岳山荘の親方から、山荘宿泊時の天皇陛下の様子を思いがけなく聞くことができた。
「登山は下界の立場等は関係なく何人にも平等である」
その言葉通りのお人柄のようでした。しかし意外と…(秘密)
硫黄岳山荘到着後から、雨は豪雨となり強風が増す。
消灯時間ぎりぎりまでビール・ハイボールをそして、最後に🍶。
翌日早朝、雨止まず。お昼前には天候回復予報なので待機する。
7時を過ぎたころから、登山者はレインウエアーを着衣し下山準備。
見るからに私より年配であろうと思われる女性に(単独登山者)、この強雨で下山するのですかと尋ねると、
にっこりと微笑み、登山に雨や風はつきものよと言わんばかりに頷く。👏
その後登山者は下山し、山荘に残った私たち2人も雨が弱くなった9時に下山する。
何度か雨が降ってくるが、時折雲の合間から望む山々を楽しむ。
お昼ごろには登山口桜平へ無事到着。
登山時は、雨予報では中止してきましたが、危険な状態ではない限り雨もまた楽し!
次は、御嶽山!
2019.7.7 虎党の山紀行