(Jazzが聴ける店)デイサービスセンターみらいです!
本日紹介するのは、有名なピアニストのビル・エヴァンスです。
コード変化をベースとした楽曲からモードジャズへとジャズの歴史が進化を遂げるなかでその中心的役割を果たしたのはマイルス・デイビスですが、彼のバンドでのエポックメイキングとも言える作品「カインドオブブルー」では、ビル・エヴァンスのカラーが色濃く反映されています。
しかし、ドラッグの問題やメンバーシップによりこのセッションを脱退。その後もジャズ史に多大な功績を残したビル・エヴァンス。
私生活では常にドラッグの問題があり音楽性へも影響を与えたと言われています。
自ら率いるトリオメンバーの若すぎる死や、自らの決断による妻の死など、様々な葛藤を抱えながら蝕まれる身体を酷使して鍵盤に向かい続けた一生であったそうな。
私たちが、支える先輩方の人生も、口にはしない様々な葛藤や背負うものがあるのだと思います。ビル・エヴァンスがピアノに向かう背中と、カイゴーユーザーの先輩方の背中に、年輪を経たいぶし銀の輝きを感じるのは私だけではないでしょう。
音楽家は一見はなやかに見えて、とても貧乏で不遇な生活を強いられた方が多くあります。
人生の辛酸をなめてきたからこそ、人の心を打つ音が奏でられるのでしょう。
いつか私にも、楽聖ベートーベンを語れる日が来ることを期して。