登山者の朝は早い。もうすぐご来光です。
皆さん集まってきました。まだ4時過ぎです。空腹です。眠いです。
富士山🗻 いつ見ても雄大。ニッポンの象徴です!
ジャ~ン!なんと表現したら伝わるのでしょうか?この瞬間の為に登るのです!
いよいよ、山の朝食です👏 もちろんバイキング。¥1.000なり。
もちろんお替り頂戴しました。
朝食後、赤岳山頂に挑戦するか否か思案する?昨夜は、極限の体力消耗で断念しようと
思ったが、この雄大な景色と年配の方の登頂に触発され負けてならないと登頂決意!
あの正面が赤岳山頂です。見るのではなく登るのです!少し怯む…。
腕組みをしているご婦人!登頂作戦を練っているのでしょうか?とてもカッコイイです👍
さあ!男がめめしいこと言ってんじゃね~ぞ!と、いざ出陣!
ここからが難所やで!リュックを山小屋に置いてあるので少し楽です。
いよいよ赤岳山頂です!朝イチでこんなに体力消耗するとは…。
よく頑張りました!カイゴー社旗を雲上に掲げる!
そして、良き人材確保とカイゴースタッフの健康を祈念!
ご来光を見んが為に、夜明け前の3時頃に業者小屋を出発してきた単独登頂者と再会。
昨日、行者小屋で出会った女性ですが、爽やかで揺るぎない強い意思を感じる。
どの世界でも女性の信念は揺るぎない。カイゴーの女性達もしかり!!
二日目行程~赤岳山頂⇒横岳⇒硫黄岳山荘⇒硫黄岳⇒赤岳鉱泉小屋⇒美濃戸。
早朝から出発しましたが、果たして何時間歩き続けるのでしょうか?
名残惜しい赤岳を振り返り横岳へ縦走。
強烈なアップダウンを見て、ヒザが笑ってます…。
あの横岳頂上を目指すのです!ほんまですか!ハイほんまです(‘;’)
断崖をチエーンを頼りにカニ歩き。足場が不安定でコワッ。まさに、崖っぷち!
山は危険ではあるが、普通の注意力があれば何ら危険がないそうです。人為的に避けら
れる危険であると。ただし、晴天であることが条件と教わる。
休憩地、硫黄岳山荘到着。若かりし頃の皇太子殿下来泊の折の記念碑です。
中に入ると広々としており、山小屋とは思えないほど清潔感があります。
何と言ってもトイレが水栓、ウオ~シュレットです。
なる程、女性に人気の山小屋であることがわかります。
ゆるやかな大ダルミを踏みしめて硫黄岳到着。石畳はヒザを酷使します。
噴火口です。わたくしの口が開いているのは酸欠状態だからです。
このあたりで、赤岳・横岳・硫黄岳・阿弥陀岳等の山々が確認できます。
休憩地の山小屋へとひたすら下るが、足指のマメが潰れたような…。
途中で地元中学生60数名が、隊列を乱さず果敢に登って来ます。先導の先生と挨拶を
交わし休憩を兼ねて道を開けてしばらく待機。
中学生は爽やかな挨拶をして通過。後に、上空では山登り定番の「ヤッホー」と大声の
登頂の雄たけびが心地良い。
そして、赤岳鉱泉小屋に到着。若者の団体やカップルで賑わっている光景にほっとする。
今回の登山で気付いたのは、男女・年齢関係なく単独の登山者が多いのに驚く。
もちろん経験者だが、単独でこの難行苦行を耐えられる心身の強靭さがあるのだろう。
日常において、心身の鍛錬を励行しているに違いない。継続は力なり!
わたくしは、なんと情けないこのザマです。ここで終わりたい…。
常温の水がこんなに美味しいと感じたことはない。まさに命の水です。
山について、作者は不明ですがこんな記事があったので紹介します。
「高い山の山頂は人間を謙虚にする。
極限の体力を消耗して弱くなった人間を謙虚にする。自然の大きさを偉大に感じる」
「登る人の体力に余裕を与える山は、登山者の自我を強固にする。山を征服したと自信
を持たせてしまう。俺は強いのだ・偉いのだと。山から影響を受ける事は少なくなる」
「高い山は、人を謙虚にする。登る度に、世に中が公平に見えてくる」
厳しいですね。わたくしは、まだまだその域には達してはいませんが…。
休憩後のもうひと下り。この先が本当に苦しい下山でした。
本当にくじけそうでした…。
「もう二度と登山するかっ!」と心に念じながら、二度と登山をしないという選択をよ
りどころに下る事2時間余。予定より遅れて美濃戸到着。軽トラで帰宅の途に…。
暫くして、嫌いになりかけた山々に振り向くと、その高く不動な山々に感動する。
本当に自分の足で登頂したのか。信じられないような、清々しい気持ちになる。
再挑戦!と、先程の後ろ向きな気持ちが瞬間に変わる。山は不思議です。
今回の登山で、いろんな経験ができた。
初心者(エントリー層)に対して、絶妙なタイミングの励ましや指示に意図があり、思
いやりの中に信頼関係が生まれ、そして共に成長していく。介護の組織も同じですね。
介護を始めた頃の初心に戻ってその時に感動したことを思い出すのもいいかもしれない。
我々は、人と人との中で成長し合える、とてもありがたいやりがいのある職業を得たの
であります。
この初登山の究極の場面でも、会社の事が頭から離れることはない。時々解放されたい
と思うこともあるが、私自身が良きスタッフに生かされているから頑張れることに感謝
している。
介護保険制度の現状や今後の方向性を考えると、普通に一生懸命では目標達成は困難で
ないだろうか。
17年間の会社経営で思うところがあり初登山挑戦を行う。
安易な人は寄せ付けない山々の厳しさを、ほんの少しではあるが経験したことにより、
再確認できたこともあるが、長年の習慣を変えられない決断力のなさを痛感した。
まずは、社長自らが変わること。
そして、スタッフへは今を満足させるのではなく、スタッフ自身の努力・自主性が評価
され、将来の財産となり、達成感を得られるようにすること。
エントリー層は、日々努力しようとの思いで経験を積んで欲しい。自身の将来の財産と
なり、会社の人財となること間違いなし。
経験者層は、今まで経験したことをエントリー層・後輩に対して、介護の楽しさ、仕事
の厳しさを出し惜しみなく伝授して欲しい。
役職者層は、目標を達成するために組織があることを忘れないで欲しい。
同僚・部下に信頼されなければならない。責任と自覚がなくてはなりません。
出来ることをやらない、やろうとしない姿勢をもってはなりません。
そして、労務管理の整備等働き方改革が進む中、同僚・部下が安心して働ける環境にす
る為に何をしたらいいのかを考えることも必要と思います。
その為に、毎日仕事に追われて疲れているかも知れない一人ひとりに、棚卸を一緒にし
てあげるといいかも知れません。良いことは続けて、良いけれど出来ていないとか、こ
れはすぐにやめた方がいいとか、整理してみることでゆとりが生まれ、成果もあがると
思いませんか。
アクションを起こしませんか。管理者層もエントリー層の頃があり、良き先輩に育てら
れたと思います。世の中は巡るのです。
自他共に(世の為・人の為・自身の為)と言う言葉が、私は大好きです。
何のために!それは、成果=数字(いい仕事)⇒スタッフ⇒家族⇒地域。
このワクワクするようなサイクルを目指しませんか!
誰かが功績をあげたら皆で喜び、誰かがミスをしたら皆で迅速に対応しよう。
介護は団結力!思いやり!お互いを認め合う事!
やってもやらなくても同じでは面白くありませんね。是正しよう。
カイゴーはこれで行く!と言う、小さくても強くて楽しい組織にしませんか!
「日本一の幸せな会社を創ろう」
この風景が今回の初登山の足跡です。とても大切な一枚です。 感謝!
2018.7.18
カイゴー代表 小林 健二